「胆振の食」の魅力を道産ワインとともに学んできました

先月、11月のある日「ザ・ウインザーホテル洞爺リゾート&スパ」で開催された「道産ワインと胆振の食の魅力発信セミナー」に参加させて頂きました。

 

「北海道産ワイン」と「胆振(いぶり)食材」がテーマです。

胆振総合振興局「いぶり6次観光推進室」はこちら

 

久しぶりに訪れたウインザー洞爺ホテル。高級感漂う素敵な雰囲気です。

 

ウインザー洞爺ホテルは標高約625mのポロモイ山山頂にあります。好天時には洞爺湖噴火湾、そして羊蹄山も綺麗に見えるグレイトビューな高級リゾートホテルです。

 

フランス三ツ星シェフミシェルブラスさんの世界初の支店「ミシェル・ブラス トーヤ ジャポン」があることでも有名ですし、洞爺湖サミットの会議場だったこともあり、特別な場所というか、なんとなく近寄りがたいというか、親近感のあるホテルではありませんでした。

(でも、ドライブがてらパンやケーキを過去数回買いに来ています~。もちろん上質で、とても美味しいです)

 

今回のセミナーでウインザー洞爺ホテルの飯島総料理長のお話をお聞きして、そのイメージが良い意味で覆され、益々魅力的な一面も知ることができました。

飯島総料理長と一緒にお写真を♪

優しくて気さくなお方です!

 

一緒に参加したお友達も一緒に♪

 

(更年期のお悩み相談ならハイジアの佐藤みはる先生、パーソナルスタイリストをお探しなら髙橋とみえさん♪写真を撮影してくれたのは美女子のためのWEBデザイン浅木裕子さん♪このホームページも浅木さん作成!ありがとうございます!)

道産ワインに合わせる食「マリアージュ」と「ペアリング」の違いって?

セミナーの第1部は、ウインザー洞爺ホテルの飯島総料理長とワインクラスター北海道代表の阿部 

さんのパネルディスカッションでした。

 

ワインと料理の「マリアージュ」と「ペアリング」

どちらもよく聞きますが、その2つの違いって何?というお話。

ワインクラスター北海道代表ソムリエの阿部さんがわかりやすくお話ししてくださいました。

 

「マリアージュ」は フランス語で「結婚」

 元の味同士が組み合わさって、なかった味を生み出す

「結婚」の意味って、、そうか~と、しみじみ考えてしまった・・・(そっちかい笑)

 

例えば「甘いもの」「しょっぱいもの」 「脂っこいもの」と「渋みのあるもの」

 

対比的な真逆にあるもの同士が合わさって、新しい良いものが生まれるということです。

なるほど~~レベルの高い、難しい組み合わせなんですね。

 

対して「ペアリング」(または「マッチング」)は近いものを寄り添わせるものなのだそうです。

 

例えば「香り」「甘さ」「色合い」など似ている部分があるものを合わせることで

「味覚の相乗効果」や「香りの調和」が生まれやすいということ。

 

「マリアージュ」が 「コントラスト(対比)」なら

「ペアリング」は「ハーモニー(調和)」

 

どちらもうまくいってるんですが、いろんな形の夫婦がいるということですね笑

(我が家はどっちかな~)

いや、ワインと料理のお話でしたっ!

 

それとですね「テロワール」という言葉。

聞いたことはあっても、よくわからなかった言葉・・・


調べてみると、「テロワール」とはブドウが育つための環境である

「場所」「気候」「土壌」を指す言葉だそうです。 


「テロワール」が違うことで同じ品種のブドウでも

全く違った味わいのワインが出来上がるそうです。

育った環境によって「個性」が変わるんですね!

 

その土・環境で育った穀物、野菜、肉、そしてワインの組み合わせは

自然と個性が合う!というお話を聞いて更にぐっとお腹が空いてきて・・・・笑。

試食がとても楽しみになりました。

「道産ワインに合わせて」胆振の食材が料理に

いよいよ、試食会の始まりです!

右上の写真は、飯島総料理長がお料理の前で解説をして頂いているところ。

お隣にいる女性は、セミナーのコーディネーターを務めるフードライターの堀江さんです。

 

「普段は料理に合わせてワインを選ぶことが多いので

今回のようにワインに合わせて料理を考えることは新鮮で、いろいろな発見があった」と

総料理長はおしゃっていました。

【北海道ワイン 鶴沼ヴィンヤードブラン 2015】×豊浦礼文華の帆立貝とマンゴーのセビーチェ

 

マスカット感の強いワインのフルーティーな香りに合わせて、お料理も華やかで爽やかな香りでした。きらきらで綺麗なお料理にうっとり♪

【平川ワイナリーキャンベルロゼ セレクション 2015】

×のぼりべつ酪農館の白カビチーズと

厚真町山口さんのハスカップジャム

田中さん熟成のポークと壮瞥町浜田さんの葡萄

キャンベルのジャム 黒胡椒の香り

 

フランス産のチーズのような味わいののぼりべつ酪農館さんの白カビチーズに感動。

豚肉にジャムのソース、そしてロゼワイン、なるほど~勉強になりました!家でもチャレンジしてみたい組み合わせです。

【千歳ワイナリー 北ワイン ピノノワール ロゼ 2015】

×いぶり噴火湾漁協よりいただいたヒラメの握り ポン酢・紅葉卸し・紫蘇

霜降り和牛"カドワキ牛”の厚切りロースト ドライフルーツのチャツネ

 

口の中に入れたらとけてしまった~大トロのような「カドワキ牛」!

 

シェリービネガーの効いたドライフルーツのチャツネとの組みあわせで

ロゼと面白い組み合わせ(発見!)になったそうです。

【山崎ワイナリー ピノノワール 2015】

×黒毛 ”白老牛”厚切りロースト 塩・胡椒

 豊浦町 下向さんの原木椎茸

 

 下向さんの原木椎茸は、ホテルのスタッフさんが通勤途中に遠回りで

 受け取りに行っているそうです!肉厚で美味しい椎茸でした。

 

 メニューの中に、地元の個人の生産者さんのお名前がよく出てきます。小さくてもこだわって美味しい食材を作っている生産者や会社の商品をホテルは積極的に使用して応援しているそうです。

 

【NIKI Hillsヴィレッジ HATSUYUKI2015】

×苫小牧漁協より届く松皮鰈のカルパッチョ

ライムとオレンジの香り

はつゆきのワインジュレと洋ナシのムース

 

 

松皮鰈は通常のカルパッチョより少し厚めに切ってあり、柑橘が効いて爽やかないい香りでした。

見た目にも美しいスイーツは、はつゆきワインのジュレと、NIKI Hillsで収穫された洋ナシムースの組み合わせでした。

【月浦ワイナリー ミュラー・トゥルガウ2015】

×伊達鶏のスティーム 柚子胡椒

 そうべつくだもの村の林檎のコンポート

 

うっかり料理&ワインの写真を撮り忘れてしまいました(ごめんなさい)

試食はちゃんとした記憶が笑・・・

 

しっとりと蒸された伊達鶏と柚子胡椒、道産白ワインの組み合わせ!これも家でチャレンジしてみたいです。

 

胆振地方のこだわり商品ブースもあり、いろいろ試食・試飲させて頂きました。

のぼりべつ酪農館さんのチーズは、いいヨーロッパチーズ買った時のあの味わい!

牛乳は甘く、飲むヨーグルトはコクがあるけれど後味さっぱり。

(牛乳は札幌大丸で購入できるそうです!)

 

厚真町のハスカップは「若返りの果物」身体にとても良い事で話題ですよね。

ハスカップは独特の味わいで他にはない個性があるので、北海道らしい食材としても海外のお客様に人気があると聞きました。今後もどんどん注目されていきそうですね!!

麓に根付く活動を続けるホテル

ウインザー洞爺ホテルは、山の頂上にある閉ざされた館、のイメージですが、日々地元に根付く努力をしていることがわかりました。

そして地元と共に学んで魅力を高め、発信していこうという姿勢でさまざまな取り組みをされていました。

 

例えば、ホテルオリジナルの「牛まん」を開発、地元のお祭りでホテルスタッフが出店して販売したり、いぶり食のアンバサダーとして総料理長自ら洞爺湖町の施設で、地元の特産品を使って料理教室を開いたり、食べ方の研究をしたりしているそうです。

 

高級ホテルとしての品格は保ちつつ、そして地元との交流を大切にして、地産地消にも積極的。

 

益々、魅力的!!高級リゾートホテルウインザー洞爺のイメージがかなり変わった1日でした。

 

それにしても北海道ワインも胆振食材のお料理も美味しくて幸せなセミナーでした。

 

貴重な機会をありがとうございました。

帰りはもちろん!

 

ホテルメイドのパンを買って帰りましたよ♪

続・胆振!出張で出会った美味しいもの

11月中にはもう一回、お仕事で胆振に訪れる機会がありました。壮瞥町の「レストハウス梓」さんで夕食に「奥洞爺牛すき焼牛丼」を味わいました。

壮瞥町産の黒毛和牛「奥洞爺牛」のバラ肉ともも肉がたっぷり入ってまして、かつお節昆布だしとかえしがほっとするいいお味ででしたよ♪

 

上質なお肉をたっぷり頂いて身体の中から元気もりもり。

洞爺湖は目の前、湖を見ながらのランチも気持ち良さそう♪

 

テーブルランナーとして使われていた「奥洞爺MAP」が可愛すぎる!(下の写真)

 

そして宿泊したのは壮瞥町の「ペンションおおの」さん。アットホームで、細やかな気配りがあります。館内もお部屋もポカポカで嬉しかったです。すごくいいお宿でした。おススメです♪